行く(いく)

いま、いるところから目的地に移動する。同義語が主体的に「行くぞーッ」って感じが強いのに対し、どんな時でも一般的に使える。でも「〜行った」「〜行った」の連呼は間抜けだろう。

同義語に「向かう」「目指す」。反対語に「来る」。

「いく」という読み方をしていたが、「ゆく」の方が一般的らしい。古語ではおおよそ「ゆく」という読み方になる。「いま、会いにゆきます」みたいに補助的に使う場合も「ゆく」のがいいか。でもその場合は「行く」というより「ゆく」と仮名にした方がいいね。「いま、会いに行きます」ってなんかビジネス調で。
ほかの動詞について「帰りゆく」のようになると「ゆく」と読む。ちょっと叙情的。「帰りいく」だとたどたどしいかな。
「痩せていく」のようになると漢字は使わない。でもこの場合の「いく」は「やせて」を進行形にしてるので取ると意味が変わるから、「行く」とはちょっと違って「会いにゆきます」のように補助的になる。

「私はゼルテニアの里に行ってランスロットに会いたい」(Stage 1)
そのうちの二人が港の方に走っていくのを確認して、マチルダは再度グランディーナを振り返った。(Stage 1)