帰る(かえる)

もとあった所へ戻る。折り返す。立ち返る。
「返る」とも「還る」とも書く。

同義語は「戻る」。反対語は「行く」「発つ」「向かう」など。

帰る、返る、還るで一応使い分けとります。「帰る」が一般的。あとの2つでカバーできない範囲に広く対応。「返る」は「物を返す」「返事が返る」という言い方をするように、人ではなくて物の動きに。「還る」がいちばん狭くて「帰還」「生還」のような「戻ってきた!」と強調したい時用。

父の言葉を思い出し、大好きな母のためとはいえ、帰る帰れなくて彼女は半べそをかき始めていた。(Stage 6)
それに一族郎党、所領も失ったランスロットには純粋な好奇心という以上に旧ゼノビア領に帰る理由がなかった。(Stage 6)
四方八方から無数の鐘とベルの音が返ってきたのだ。(Stage 8)
「安らぎを知らぬ魂よ、あるべき処に還れ!」(Stage 3)
還ってくれ!!」(Stage 3)

「返る」が例がないなぁ。ほとんど「返す」か複合語としての「返る(振り返る)」でした。「還る」はどっちも幽霊に言ってます。ちなみに「召喚」が呼び出しで「召還」が還す時用。

「帰す」との違いは、「帰る」が自動詞で「帰す」が他動詞。「ランスロットが帰る」「ランスロットを帰す」でわかるかと。